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プラグの点検・交換
点検・交換時には必ずエンジンを止め、エンジンが冷えた状態で作業を行ってください。火災・感電の原因となります。
1適正(指定)プラグをお取り付けください。
プラグはメーカー指定、または弊社の推奨する品番を取り付けるようにしてください。
注意
- プラグの熱価はメーカー指定、または弊社の推奨する適正な数字のものをご使用ください。ご使用されない場合、プラグだけではなくエンジンを損傷するおそれがありますのでご注意ください。
- レジスタープラグ指定の車種にノンレジスタープラグを使用しますと、エンジントラブルが発生する等のおそれがありますので、必ずレジスタープラグをご使用ください。
- チューニング等をしているお車は、エンジン出力の増大により、燃焼室内の温度が上がります。そのためプラグの放熱性を上げるため、熱価の高いプラグを選択する必要があります。
2プラグの取り外し
燃焼室へほこり・ゴミ等が入らないよう、エンジンに付いているプラグの周辺を掃除してから、プラグを取り外してください。
3プラグの清掃
プラグの点検の際、プラグがくすぶっていた場合は、プラグクリーナーで清掃してください。
プラグクリーナーがない場合は、パーツクリーナーを吹き付け、ナイロン製のブラシ等でカーボンを落としてください。
注意
- 中心電極や外側電極ではなく、絶縁体部(セラミックス)を清掃ください。
- ワイヤーブラシ等、金属製のブラシは使用しないでください。絶縁体部(セラミックス)に金属粉が付着し、絶縁性が保てなくなり、火花リークにつながります。
- 白金プラグやイリジウムプラグなど中心電極の細い貴金属プラグは、電極を傷める事がありますので、ブラシをあてないでください。
4プラグの火花ギャップ調整
プラグ点検の際、火花ギャップを確認してください。
ギャップはメーカーの指定寸法に調整してください。
中心電極の角が丸くなる、または外側電極が偏って消耗している場合は、新品に交換してください。
注意
- 白金プラグやイリジウムプラグなど中心電極の細い貴金属プラグでは、電極を傷めることがありますので、ギャップ調整は行わないでください。
5プラグ交換距離の目安
一般プラグ、イリジウムIXプラグを含む片貴金属プラグ※1
MotoDXプラグ※1
イリジウムMAXプラグを含む両貴金属プラグ※1
プレミアムRXプラグ※1
※1:記載の交換距離はおよその目安です。お車の特性または使用環境によって異なります。
※2:荷物を多く運搬する車輌や軽自動車、チューニング車、同時点火コイル(両極性電源)採用車等では交換距離の目安が短くなる場合があります。
注意
- 外側電極や中心電極の消耗により失火状態が発生すると、燃費の悪化、エンジン出力低下、過度な振動によるパーツ破損を招くおそれがあります。また、不完全燃焼状態でのエンジン使用は、排気系センサ、触媒等の損傷にもつながります。
- スパークプラグは消耗品です。安全で快適なカーライフのために、スパークプラグの定期的な点検・交換をおすすめします。
6ウォータークラフト、スノーモビル等には一体形端子のプラグをお取り付けください。
一体形端子
端子上部は平らで、端子は外れません。
注意
-
エンジンの振動が激しいウォータークラフトやスノーモビル等では、分離形端子のプラグを使用した場合、プラグの端子がゆるみ、プラグコードやプラグキャップが外れるおそれがあります。
ご使用前に一体形端子のプラグであることを確認してください。
7イリジウムIXプラグ(BPR〇EIX、BR〇EIX)の端子について
仕様変更により、BPR7EIX、BPR8EIX、BPR9EIX、BR8EIX、BR9EIX、BR10EIXは端子形状が複数存在します。
同じストックNo.で分離形(ターミナルナットが外れます)とネジ形(ターミナルナットがついていません)があり、またストックNo.違いで一体形(ターミナルナットは外れません)があります。
現状のプラグに合ったものをお選びください。
(詳しくは、「イリジウムIXプラグ 品番ラインアップ」、「その他よくある質問のQ16」をご参照ください。)