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そもそもメカニックとは?メカニックの構成について好調の陰にはメカニックあり!Interview第6戦を終えてランキング1位を走る3号車 NiterraMOTULZ。その好調の陰にはドライバーの活躍やエンジニアの活躍だけでなく、メカニックの存在が欠かせません。コンマ1秒を争うピットワークや車両のメンテナンスを担当するメカニック。本誌では3号車 NiterraMOTULZをNDDPRACINGのメカニックに焦点を当て、彼らの役割、レース内外での取り組みについてお伝えしていきたいと思います。モータースポーツではレース中に自チームのレーシングマシンをピット前の作業エリアに誘導し(ピットイン)、マシンのタイヤ交換、給油作業、ドライバーの交代を行います。この一連の作業は〝ピットストップ〟といわれており、このときに様々な作業(ピットワーク)を行うのがメカニックです。SUPERGTの決勝レースでも一回ないしは二回のピットインが義務付けられており、これらの作業によってレースの行方が左右されることもあります。 の擁するNDDPRACINGチームメンバーはレースクイーンなども含めて総勢16名ですが、その内9名がメカニックです。SUPERGTでは競技規則により、レース中の作業エリアに出ることが出来る人数が7名まで、その中で同時に作業が出来るメカニックは5名までとされています。1秒でも早くマシンをコースへ戻す為に、チームワーク良くそれぞれ役割分担し作業にあたります。NDDPRACINGでは全体を見るチーフメカニック、左右のタイヤ交換、給油、エアジャッキ、ドライバー交代サポート、消火器の7名が主に作業エリアにでてピットワークをしています。ピットインはレース中に行われるため、ピットワークでの作業時間は当然レースにも影響を与えます。そのためメカニックもドライバーと同様に日々コンマ1秒の戦いを迫られています。そのようなプレッシャーの中でレースに向けてどのような準備をしているのか、普段の仕事内容についてNDDPRACINGのメカニックの方々に伺ってみました。MOTORSPORTS特集給油レーススタート時の燃料だけでは完走できないため、給油を行う必要がある。素早く給油を行うため「クイックチャージャー」と呼ばれる専用の給油装置を使っており、その給油量は1秒間に約2.3リットルもある。消火器給油中にガソリンが漏れるなど「もしも」に備えて、給油中はスタンバイしている。エアジャッキクルマの横や前部から圧縮した窒素を注入することで、クルマを一瞬で持ち上げてタイヤ交換をサポートする。ドライバー交代SUPER GTの決勝レースでは2人以上のドライバーが運転することが競技規則で決められている。タイヤ交換タイヤや路面状況が刻一刻と変わる長距離レースでは無くてはならない作業である。担当者は重いタイヤを持ち上げて軽々とタイヤを交換する。04NITTOKU NEWSメカニック特集!!Niterra MOTUL Zを支えるNiterra MOTUL Zを支える「縁の下の力持ち」「縁の下の力持ち」

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