Document08O2❶プラグホールにまっすぐいれる!あたるまで手締め!ソケットをいれる!規定締付回転角で締め付け!急増!スパークプラグ取り扱い時の「絶縁体割れ不具合」についてエンジン設計のトレンドに伴い❷ガスケット面が取り付け座に❸片手で支え、垂直を保持して❹規定トルクまたはスパークプラグの小径・ロングリーチ化が進み発生が多くなっていますプラグを正しく取付けましょう落下による割れレンチが傾き、プラグの絶縁体やターミナルが圧迫されて発生レンチ拗れによる割れ055 昨今、ガソリンエンジンは、エネルギーの多様化、CO2低減の流れに合わせて、小型・軽量化、高効率化などの方向に進んでいます。それに伴いスパークプラグも、より「細く・長く」 進化を続けています。このようなプラグの変遷に合わせて今まで起こりにくかった問題も発生しています。今号はその中のひとつ「絶縁体割れ不具合について」ご紹介します。N m101520251015202530303535絶縁体頭部の割れ主体金具内部の絶縁体割れNITTOKU NEWS落下たて割れよこ割れ悪い例傾き良い例プラグタイプに応じた規定の締付回転角度で!詳細はこちら衝撃[回転角度締め]バルブ挟角小による燃焼室の小容量化冷却水路拡大絶縁体頭部を圧迫よこ割れ[トルク締め](高効率化)(ノッキングの回避)ネジサイズに応じた規定の締付トルクで!Φ10mm:10~12N・m(1.0~1.2kgf・m)Φ12mm:15~20N・m(1.5~2.0kgf・m)Φ14mm:25~30N・m(2.5~3.0kgf・m)(設計自由度UP)(ノッキングの回避)(出力アップ)プラグホールの小径化ボアの小径化バルブ径の拡大ターミナルを圧迫たて割れトルク締めで、締め付け過ぎ・不足を防止!SPARKPLUGIGNITIONCOILSKNOCKSENSORSENSOROTHERSスパークプラグのネジ径は以前は「φ14mm」が主流でした。小径・ロングリーチ化によって、現在は「φ10,12mm」が主流となっています。この小型化によって従来以上にプラグの取り扱い方に注意が必要となってきています。しかし、以前の作業感覚のまま、取付作業を行い「絶縁体割れ」が発生するという事例が、近年増えています。このような状況を踏まえ、改めて適切なプラグの 取付け方をご確認ください。今回は、スパークプラグの「絶縁体割れ不具合」についてご紹介しました。次号では、スパークプラグの「締付過不足による不具合」について、ご紹介させていただきます。11スパークプラグの設計動向「絶縁体割れ」の要因「絶縁体割れ」の対策スパークプラグの 技術動向 ❶ トラブル事例「絶縁体割れ不具合」の
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