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前号でスパークプラグの「絶縁体割れについて」ご紹介しました。今号ではもう少し踏み込んでスパークプラグの変遷に伴い生じているトラブル事例について原因と対策をご紹介します。❶プラグホールにまっすぐいれる!あたるまで手締め!ソケットをいれる!規定締付回転角で締め付け!スパークプラグのネジ径の主流は以前は「φ14㎜」でした。しかし、昨今のエネルギーの多様化、て、小型・軽量化、高効率化などの方向に進み、それに伴いスパークプラグも、より「細く・長く」進化を続け、小径・ロングリーチ化によって、現在は「φ10、12㎜」が主流となっています。この小型化によって従来以上にプラグの取り扱い方に注意が必要となっています。前号ではその中の一つ、「絶縁体割れ不具合」についてご紹介しました。今号では、トルク規定値での取付の際、起こりやすい締付過不足による不具合事例をご紹介します。改めて適切なプラグの取り付け方をご確認ください。スパークプラグ取り扱い時の「締付過不⾜による不具合」についてDocument09O2❷ガスケット面が取り付け座に❸片手で支え、垂直を保持して❹規定トルクまたは055 プラグを正しく取付けましょう並べてみると違いがよくわかるね!N m101520251015202530303535CO2低減の流れに合わせBPR6ES[回転角度締め]BKR6ESDCPR7E[トルク締め]Φ10mm詳細はこちら良い例悪い例傾きプラグタイプに応じた規定の締付回転角度で!ネジサイズに応じた規定の締付トルクで!Φ10mm:10~12N・m(1.0~1.2kgf・m)Φ12mm:15~20N・m(1.5~2.0kgf・m)Φ14mm:25~30N・m(2.5~3.0kgf・m)規定のトルクで締め付けないと絶縁体割れ以外でどんなトラブルが起きるだろう??SPARKPLUGIGNITIONCOILSプラグ品番(一例)20.8mmΦ14mm19mmKNOCKSENSORSENSOR16mmΦ12mmOTHERS14mm26.5mmNITTOKU NEWS10ろっかくたいへんすんぽう角対辺寸法六けいねじ径ちょうねじ長スパークプラグの 技術動向 ❷ スパークプラグの変遷ILMAR7A8LZKAR6AP-11プラグは、より「細く」、「長く」 進化し続けています「絶縁体割れ」の対策過 去 現 在

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