Mechanic note Document 09シリンダヘッドネジが伸びる絶縁体主体金具強い締付力弱いシリンダヘッド絶縁体主体金具シリンダヘッド絶縁体主体金具エンジンの振動をスパークプラグが受ける振動によりスパークプラグの受けた熱がエンジンに放出されにくくなる適正な締め付け締め付けが弱すぎスパークプラグの受けた熱がエンジンに放出されにくくなる締め付けが強すぎネジ切れPOINTネジが切れる電極が折損する11異常燃焼が起きるプラグを締め付け過ぎると、ネジ切れが起きていなくても主体金具が変形してしまいます。すると、右図のように絶縁体温度が上昇して異常燃焼が起こり「溶損」につながる場合もあります。締め付け過ぎによる異常燃焼が起こることで「溶損」に至ると、エンジンが破損する危険があります。異常燃焼が起きるプラグの締め付けが不足していると、右図のようにプラグが緩んでいなくても密着していないため異常燃焼が起こり、「溶損」につながる場合があります。また、締め付け不足による異常燃焼が起こることで「溶損」に至ると、エンジンが破損する危険性があります。締め付けが弱すぎによる不具合ゾーン締め付けが強すぎによる不具合ゾーン締め付けが適正なゾーンプラグが適切なトルクで締め付けられていると、絶縁体と主体金具はパッキンを介してしっかり密着しています。これにより、絶縁体が受けた熱は主体金具に伝わりシリンダヘッドへ移動し放熱されます。不足NITTOKU NEWS締付トルク/回転角度過剰締め付け“過ぎ”時の熱の流れ絶縁体と主体金具が離れる締め付け“不足”時の熱の流れ放放熱熱締め付け過ぎによりネジが伸びると、プラグの構造に緩みが生じ、絶縁体と主体金具が離れてしまいます。すると、絶縁体が受けた熱の移動が絶縁体と主体金具の間でスムーズに行われなくなり、絶縁体の温度が上昇するのです。パッキン放放熱熱主体金具とシリンダヘッドの密着が足りない放放熱熱プラグの締め付け不足の場合、主体金具とシリンダヘッドが密着しないため、絶縁体が受けた熱の放熱が、主体金具からシリンダヘッドの間でスムーズに行われなくなります。すると、絶縁体の温度が上昇し、異常燃焼を起こすのです。締め付け過ぎ正常な締め付け締め付け不足締付力と締付トルクの大きさによる不具合の幅スパークプラグのトラブル事例は、①⼩径化、ロングリーチ化によって増えている②適切な取り扱いで解消できる問題が⼤半スパークプラグの締め付けに関する不具合のメカニズム締め付け過ぎによりネジが伸びる正常な締め付け時の熱の流れも知っておこう!締め付け過ぎにより起こる不具合の事例締め付け不足により起こる不具合の事例ネジの緩みでプラグとシリンダヘッドが密着しない
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