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スパークプラグの交換時期についてO2SENSOR1 例外軽自動車は交換目安が早い?!白金プラグやイリジウムプラグといった貴金属プラグの全てが長寿命ではありません。Document10貴金属プラグとは、中心電極先端に貴金属(白金、イリジウム)チップが溶接されたプラグのことを指します。また、貴金属プラグの中でも、中心電極のみに貴金属が採用されている「片貴金属プラグ」と耐久性向上のために、外側電極側にも貴金属チップを採用した「両貴金属プラグ」の2種類があり、長寿命なのは両貴金属プラグタイプになります。プラグはエンジンに火を点けるライターのような役割をしてる部品。吸入→圧縮→燃焼→排気のサイクルを繰り返すエンジン燃焼室内で、1分間に何千回と点火をしています。点火し続ける中で、電極部分が徐々に消耗していき、やがて交換のタイミングを迎えます。では、「その交換タイミングがいつなのか」、「点検時のポイント」からスパークプラグの交換目安の2つのポイントについてご紹介します。普通自動車、軽自動車で交換推奨距離が異なります。〈メーカー組付相当プラグ品番例〉〈メーカー組付相当プラグ品番例〉スパークプラグの 交換目安 NITTOKU NEWSKNOCKSENSOROTHERSSPARKPLUGIGNITIONCOILS交換時期?「軽自動車」はスパークプラグの消耗が早いので要注意です。10POINT同じ80km/h普通車:約2,000rpm白金合金またはイリジウム合金外側電極が消耗している外側電極に白金チップを採用し、外側電極の消耗を抑えられるため長寿命です。白金チップ白金合金またはイリジウム合金長期使用の例I=中イリジウム 外白金P=中白金 外白金プレミアムRXプラグ(例:BKR5ERX-11P)とイリジウムMAX(例:BKR5EIX-11P)プラグは両貴金属プラグで長寿命タイプ。IXプラグ(例:BKR5EIX-11)とイリシリーズプラグ(例:IRIWAY7)は片貴金属プラグで一般寿命タイプです。白金チップがついていないため、外側電極が消耗していきます。長期使用の例品番の頭に「I」や「P」が付くプラグは両貴金属プラグ。熱価の後ろに「I」や「P」が付くプラグは片貴金属プラグです。I=中のみイリジウムP=中のみ白金中=中心電極、外=外側電極軽自動車:約4,000rpm回転数は普通自動車の約2倍片貴金属プラグ(一般寿命)軽自動車はエンジン回転数や負荷が高い!貴金属プラグの見分け方外側電極に白金チップがついています。燃焼状態が悪化し、加速性・燃費が悪化し始める目安が交換推奨距離です。交換推奨距離で確実にスパークプラグを交換しましょう。交換推奨距離になったら、確実にスパークプラグを交換軽自動車は普通自動車に比べてエンジン回転数や負荷が高いので、スパークプラグの消耗も早くなります。そのため、普通自動車の半分の距離で交換を推奨しています。例えば右の図。時速80kmまで加速しようとした場合、軽自動車の回転数は普通自動車の約2倍。スパークプラグがエンジンに点火する回数はエンジンの回転数に比例するので、スパークプラグも約2倍消耗します。軽自動車の交換推奨距離は、普通自動車の約半分なんだね。両貴金属プラグ(長寿命)外側電極に白金チップがついていません。品番での見分け方IKR7AKR7AIスパークプラグは消耗品!スパークプラグの交換目安ポイントは2点!

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