1990年入社2016年自動車営業本部 営業企画部部長2018年上海特殊陶業実業へ出向2019年執行役員 上海特殊陶業実業有限公司社長2020年上席執行役員2024年モビリティビジネスカンパニープレジデント就任中学ではサッカー、高校ではバレーボールとスポーツマンだったはずですが、歳を重ねるにつれてスポーツから遠のいてしまい、おなか回りがどんどん大きくなっていく今日この頃。そんな中でも仲間とのゴルフは大好きで、中国駐在時は月2回ほどゴルフをしていました。中国から戻って久しぶりの日本。みんな仕事で忙しそうですが、仕事の効率を上げて、コロナ禍で減った飲み会の頻度を上げて、職場以外でのコミュニケーションの場を増やしたいと思っています。 アメリカ駐在時、拠点の社長から、「シカゴの倉庫がうまく回っておらず、テコ入れをしてほしい」と言われました。そこはそれまでの数年間で、何人ものマネージャーが苦労してきた場所でした。そこで私はまず倉庫に赴き、現場を知る為にピッキング作業を体験しました。正確にピッキングすることくらいはできるだろうと高を括っていましたが、驚くことに現地スタッフの方がよっぽどか正確にスピーディーにピッキングをこなしている事がわかりました。1件の注文に対しアイテムが200から300もあり、私がどれだけ注意深く作業してもミスを起こしてしまう状況でした。 私はメンバーを集め、「もっと合理的な仕組みを作るべきだと思っているが、それはすぐにできないので、皆さんの力を借りたい。」と話をしました。そこからトライアンドエラーを繰り返しながらさまざまな改革を行い、当初数百件あった棚卸での在庫差異を約2年半で10件以内に留めることができるようになりました。この経験が私のマネジメントの原点となっています。 上から目線ではなく、現場のメンバーと同じ目線に立つこと、現場メンバーのすごいところを尊敬すること、うまくいったときは褒め、喜び合い、次の挑戦をすることで、結果的にPDCAを回すことにつながっていたのかなと思っています。 信頼される自分でいることです。例えば部NITTOKU NEWS下から何か提案があった際、まず、自分自身が納得する理屈をもって判断する。そして、提案が実現できないときは、なぜ実現できないのか、部下にその理由をしっかり説明し、部下が疑問に思っていることもどんどん言ってもらい、それに対する私の考えをできるだけ丁寧に説明します。部下が疑問を持ったまま指示に従わせてしまうと、信頼関係が崩れてしまうし、結局遅々として進まない、という事態に陥るからです。又、同じような提案に対し、この前はダメで今回はOKのように判断がぶれると、部下は疑問を抱きそれが不安に変わり、いずれ信頼されなくなりますので、判断をぶらさない為にも自分自身が納得できる理屈をもって判断するようにしています。どんな人でも自分一人で仕事は回せませんので、部下に信頼してもらって助けてもらわなければなりません。だから部下の納得感を大切にすることをマネジメントする立場として忘れてはならないと私は思っています。 私たちモビリティビジネスカンパニーが今後成長していくためには新しい領域に挑戦していくことが求められます。そのためには資金が必要ですから、足元の事業のさらなる拡大を実現し、私たち日特の強みである販売チャネルの皆さまと一緒に新しい領域に挑戦したいと思います。 自動車業界全体の流れを見れば、確実にEV化へ進んでいますが、実際はEV一本ではなく、従来の内燃機関も含め、その動力源は適材適所に分散していくのではないかと考えられています。そのため、まだまだスパークプラグやセンサが活躍する場は大きいと思っています。 日頃から高付加価値スパークプラグをはじめとするNiterra製品の価値をご理解いただき、積極的にお客様に提案・販売していただいている代理店、特約店、ならびに整備工場の皆さまには心から感謝しております。 引き続き、補修用ビジネスの活性化に向けた取り組みへのご支援をお願いするとともに、弊社の新しい領域への挑戦にもご期待ください。右から二人目が長谷川さんProfile[ 新任役員インタビュー ]足元の事業の最大化を図りつつ、強みを活かした新しい領域に挑戦します。Private Scene「駐在時はゴルフで汗を流していました!」シカゴ倉庫での経験がマネジメントの原点。現場目線になり、褒め、喜び合うことが大切。部下も私も納得感を大切にすること。それがお互いの信頼関係を強めます。今後の展望と皆さんへのメッセージをお願いします。これまでの業務で印象に残っていることは?仕事をする上で大切にしていることは?05モビリティビジネスカンパニープレジデント長谷川 和伸 はせがわ かずのぶ2024年10月、弊社 モビリティビジネスカンパニープレジデントに就任しました長谷川和伸に、皆様へのご挨拶を兼ね、今後の抱負や、めざしていきたい事業展開などについて、語ってもらいました。Message fromNITTOKU部下にとって信頼される上司であり続けたい。そのためには、お互いの納得感が大切です。
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