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性能
厳しい要求に応える品質
NGKグロープラグはその高い品質から、厳しい環境規制に適合した最新車両に採用されています。
優れた技術をアフターマーケットパーツにも活かし、常に高品質なパーツを生産しています。
独自開発したコイル材を使用するなど、
最適な部品設計
技術の発展とともにエンジンからグロープラグに要求される品質はより厳しいものになっていきました。各時代の要求にあわせ、最適な部品設計、工程設計を行うことで長時間ポストグローへの対応や高耐久化など、さまざまな進化を遂げています。
オールセラミックヒータの実現など、
セラミック専門メーカーのノウハウを活かした高品質なヒータ設計
NGKグロープラグのセラミックヒータは、独自技術により導電性セラミックを射出成型しており、急速昇温性、高温化、高耐久性を極めて高いレベルで実現しています。グロープラグの組み立てにおいても、セラミックに関するノウハウを活かした緻密な工程設計が行われており、製品の信頼性を高めています。

交換の必要性
下記の症状が現れたら、グロープラグに不具合が発生している可能性があるため、グロープラグを新品に交換してください。
- クランキングする(スタータモータが回る)が、車両が始動しない。
- エンジン始動時に長時間のクランキングが必要になる。
- 始動後、アイドル回転の変動が大きく、白煙が発生する。
グロープラグの故障が1本発見されたら、その他の気筒のグロープラグも残り寿命は長くないと考えられますので、残りの気筒も交換することをおすすめします。
交換方法
グロープラグは以下の方法で取り外し、取り付けを行ってください。
取り外し時、トルクレンチを用いて、下表の上限トルク以下の力で回転させる。
グローホールにカーボンの堆積がないこと、グロープラグにゴミの付着がないことを確認する。
新品グロープラグをグローホールに挿入、手の力で止まるまで回す。
トルクレンチを用いて下表の適正な狙いトルクで締め付ける。

メタルグロープラグ、セラミックグロープラグともに落下品は使用しないでください。また、セラミックグロープラグはセラミックの特性上、衝撃に弱いため、取り付け・取り外し時にセラミックヒータをシリンダヘッド壁面と接触させないよう注意して作業をしてください。
ネジ径 | 上限トルク |
---|---|
φ8mm | 20N・m |
φ9mm | 30N・m |
φ10mm | 40N・m |
φ12mm | 50N・m |
(包装箱にトルク指示や回転角指示の記載がある場合、
その表示に従ってください。)
メタルグロープラグ本体
ネジ径 | 狙い締め付けトルク |
上限トルク |
---|---|---|
φ8mm | 8.5N・m | 15N・m |
φ9mm | 11N・m | 15N・m |
φ10mm | 15N・m | 20N・m |
φ12mm | 23N・m | 25N・m |
セラミックグロープラグ本体
ネジ径 | 狙い締め付けトルク |
上限トルク |
---|---|---|
φ8mm | 10N・m | 11N・m |
φ10mm | 18N・m | 20N・m |
端子ナット
ネジ径 | 狙い締め付けトルク |
---|---|
φ4mm | 1.2N・m |
φ5mm | 3.0N・m |
特長・構造
グロープラグは、大別すると、金属コイル(発熱コイル)が発熱するメタルグロープラグと、導電性セラミックが発熱するセラミックグロープラグの2種類に分かれます。
メタルグロープラグの特長
メタルグロープラグのヒータは、発熱コイルと制御コイルが耐熱合金製のチューブの中におさめられ、コイルとチューブの間には電気絶縁性の高い特殊粉末を充填してあります。そのため、コイルが直接燃焼ガスに曝されたり、振動することが無く、断線しにくい構造となっています。さらにコイルにカーボンが付着しないため、カーボンによる短絡の心配がありません。
メタルグロープラグの構造


セラミックグロープラグの特長
セラミックグロープラグ(NHTC®、NHTC®2)のヒータは、高温における耐熱衝撃性に最も優れた窒化ケイ素を主材料とした「絶縁性セラミック」と「導電性セラミック」の2種類のセラミックスからできています。窒化ケイ素は熱伝導性が良く、耐熱温度も高いため、メタルグロープラグに比べ、より安定したエンジン始動やエミッションの改善に貢献します。
セラミックグロープラグの構造

